トップメッセージ

会長メッセージ

~新しいエネルギー社会の実現に向けて~

世界のエネルギー事情は、大きく変わろうとしています。

東日本大震災による原子力発電所の事故により、太陽光や風力などの再生可能エネルギーが脚光を浴びていますが、エネルギーの安定性については大きな課題があるのが現状です。また、温暖化の関係で世界的に石炭火力発電所の運転が問題視されています。新エネルギーの取り組みは、産業界においても待ったなしの状態です。

化石燃料、太陽光及び風力等のいろいろな一次エネルギーを二次エネルギーの水素にすることにより、エネルギー供給の安定性を得ると同時にエネルギーの効率的な使用により、地球温暖化をストップさせるのは産業界の使命です。今、日本はその先頭を進んでいます。しかし水素エネルギーの普及には、技術やコストなど解決しなければいけない課題がまだ多くあります。

大日機械工業㈱は早くから日本の新エネルギー社会の実現に向けて取り組んできました。その歴史は80年代にさかのぼります。1983年にバイオガスを原料にした水素製造装置の開発をはじめ天然ガスを原料とする水素製造装置を開発してきました。

また、2013年度には太陽光や原子力の熱を利用して水から水素を直接作る連続水素製造試験装置を国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構に納入しました。

化石燃料だけではなく、様々なエネルギーを水素にすることにより安定したエネルギー供給と地球温暖化の防止に技術力で貢献したいと考えています。

「情熱と勇気と知恵から新たな創造を」という経営理念のもと、これからも積極的に大日機械工業㈱は取組んでいきます。

取締役会長

(小林雅弘会長は令和元年8月21日、肺炎のため永眠いたしました)

社長メッセージ

まず最初に、15年の永きにわたり当社を率い、さらに会長就任後も様々な提案や助言を頂きました小林雅弘会長が令和元年8月21日に肺炎のため71歳のご生涯を閉じられました。ここに生前のご厚誼に深謝し、厚く御礼申し上げます。

私、鳥巣秀幸(とすひでゆき)は約一年半前に小林前社長よりバトンを引き継ぎましたが、ここでは、わたくし鳥巢のプロフィールや経営方針のご紹介を通して、大日機械工業のことを更に深くご理解いただければと思います。わたくしは大学では物理を専攻しました。就職時はオイルショックの影響もあり進路の選択肢が少ない時代でしたが、最終的にソフトウェア企業を志望しました。当時、プログラムを書くという仕事は極論すれば紙と鉛筆さえあればできたので、そのような最低限の業務環境に逆に大きな可能性を感じたからです。

就職のエントリーは某大学の元研究者たちが共同で立ち上げた今でいうところのITベンチャーに対して行いました。その後、無事に入社が決まり、CAEエンジニアとして社会人のスタートを切りました。当時はまだ汎用ソフトが出回る前の時代でもありましたので、入社後は解析ソフトを1から創り上げる業務に従事しました。

原子力の仕事との接点を初めて持ったのは、関西の鉄鋼メーカーに出向した1980年代のころだったと思います。出向先で原子力関連機器などの構造解析を行った経験も今の実務に生かされています。当社に入社するキッカケになったのは、実は大日機械工業は前職のソフトウェア企業にいた際の取引先企業で、小林社長(当時)から入社のお誘いを受けたことです。光栄だと思う気持ちと自分でいいのかと思う気持ちと錯綜する中、最終的に小林社長(当時)の人柄に惚れ込み、2011年4月にソリューション技術部長として入社しました。その後2017年11月に社長に就任するまでは実に短い間ではありましたが、お客様や取引先企業の皆様をはじめとして、実に多くの方とのご縁をいただいたことを感謝しております。

さて、新しく社長として今後、どのような方向性をもって企業活動をしていくのか、考えをお伝えしたいと思います。事業の方向性として重視するのが、広い意味での新エネルギー分野を牽引していくエンジニアリング企業を目指すということです。

その一環として、社内組織においてプラント技術部をエンジニアリング部に改編し、新エネルギーエンジニアリング関連のプロジェクトをより総合力を発揮して受注できるような体制にしましたが、その受注~生産体制を今後はさらに強化していくことを考えています。また日常業務においては、継続的に「質の高い仕事をしていく」ことを今まで以上に意識していきます。質の高い仕事を常に心がけることが、当社の基本中の基本であり、お客様や社会の課題を解決することにつながっています。その結果、当社が最も大事と考える「社会貢献」が実現できるのではと考えます。また最も重要なこととして、従業員と従業員の家族の幸せです。これらが実現できなければ正しい企業活動はできないと確信しています。

さて、わたしの座右の銘は「人間万事塞翁が馬」になります。この故事成語は色々な解釈があるかと思いますが、わたしは人生であれ会社経営であれ、良い時も悪い時もあるのだから1つ1つの出来事に楽観も落胆も不要という気持ちでこの言葉を受け止めています。そしてだからこそ、その日その日を一生懸命生きるということが大切だという信念で毎日を歩んでいます。

また私の趣味は乱読といっても良いくらいの読書です。新しく出会った方とも最近読んだ本で印象に遺った本について意見交換して理解が深まることもあります。また思わぬ発想や視点、最新の技術情報などを得るので、経営にも生かされていると感じます。小林会長亡き後も引き続き、全身全霊をもって社業を推進して行く所存です。

機械・プラント設計製造、健全性評価、CAE解析、新エネルギー装置などに関してお困りの問題などありましたらご相談を承りたく存じます。これからも、何卒変わらぬご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役 鳥巢 秀幸