電磁誘導・非破壊検査

電磁誘導・非破壊検査

当社の事業の基本は、お客様の様々なご要望にお応えした機械やプラントの設計であり、幅広い機器・装置・ロボット・プラント・技術の実績があります。
ここでは、その一例として非破壊検査技術をご紹介します。当社では、火力・化学及び原子力プラント等で広範囲に用いられている保温材付き配管の健全性確認を、 保温材の取り外しを行わずに保温材の外面より直接探傷可能な検査技術を開発しました。
第24回「中小企業優秀新技術・新製品賞」において、「優良賞」を受賞。国内特許取得済み。米・英・独・仏で特許出願中。

電磁誘導による非破壊検査技術の特長

1.配管の外側から保温材の取り外しをしなくても内管内面の欠陥検査が可能
2.センサが小型・軽量のため、従来は不可能だった部位についても検査が可能
3.システムの保守がメンテナンスフリーでローコスト

事例紹介  ※プラントの事例

複数設置のセンサを集中制御室でモニターし、自動計測システムで管理

保全管理の大幅な効率化とコスト削減を実現

電磁誘導による非破壊検査技術の概要


一般に各種プラントに設置されている配管の健全性は、法律や各種規制により定期的な確認が要求されており、 また一般にこれらの配管には、配管内外の温度差による弊害を防止する観点より、各種保温材が取り付けられています。


従来、この配管検査には、超音波探傷(UT)または放射線検査(RT)による配管内面の状態確認を行っておりますが、 UTでは配管の保温材を取り外して配管にセンサを密着させる作業を加え、高度な検査技術と資格が必要でした。

またRTにおいても検査精度向上のために保温材の取り外しと、放射線の被曝を避けるための退避や防御等の非常に 手間のかかる検査工程が必要な上、評価には作業者の高度な経験と判断力が要求されていました。  プラントによっては、その点検部位は全長数百mに及ぶ場合もあり、従来の探傷技術による点検では、 保温材の着脱と難易度が高く手間のかかる検査の繰返しという膨大な労力と時間が必要でした。

今回新たに開発した技術を用いますと、表面に保温材等が取りついた状態であっても、配管内部の検査が可能となり、 検査作業のスピードアップ及び合理化を実現します。また、得られる検査結果が電気信号であるため、結果の評価を 電気的に処理することが出来、かつ金属材料の連続的な状態変化の監視にも適用可能となります。

当社が今回開発した検査技術は、従来の渦流探傷技術を更に高度に発展させたものです。渦流探傷技術とは、 電気的に金属表面に磁場を発生させ、その磁場変化を検出することで傷等を確認する手法ですが、金属表面の磁場が 強大なのに対し金属内部では発生磁場が微弱であることから、これまでは検査対象が金属表面近傍に限定されておりました。

しかし、当社が開発した電磁誘導による非破壊検査技術では、表層部の強大な磁場を外部からの信号によって電気的に キャンセルさせ、内部の微弱な磁場変化を検出可能としたことによって、金属材料の内部や裏面の探傷および肉厚変化などを 被検体表面から離れた位置で検査することが可能になりました。

また、この検査技術によって金属表面の検査も合わせて行うことができますので、表面検査と体積検査の両方を行うことも可能となります。
この技術を活用することで、保温材付き金属配管の検査作業の効率化を飛躍的に改善することが可能となりました。

そして検査結果を電気信号によって連続的に処理できる特性から、各種プラントの配管健全性検査において、常時監視のような 利用方法や、プラント等に限らず、直接接触することが困難な各種構造物・容器等の広範囲な産業分野での適用が期待されます。
また、センサが被検体に接触させる必要がないことから、金属材料の製造過程におけるインプロセス検査にも適用可能です。

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